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①相談

矯正治療を希望されて来院された方は、まず、相談という形でお話を伺わせていただきます。どうして、矯正をしたいのか、マウスピース型矯正治療法(インビザライン矯正システム・薬機法外)の特徴など、患者さんのお聞きになりたいことに丁寧に対応させていただきます。以下にマウスピース型矯正治療法(インビザライン矯正システム・薬機法外)を希望された方の質問例を掲載します。

マウスピースを装着していると人に気づかれますか。
→多くの場合、気づかれることはありません。

痛くないですか。
→動かすスピードをコントロールしているので、痛みが出ることは少ないです。動かす量は一つのマウスピースで、コピー用紙1~2枚程度です。

マウスピース型矯正治療法(インビザライン矯正システム・薬機法外)で虫歯になりやすくなりますか。
→マウスピースを装着している間の飲食の制限を守れば、虫歯になりやすいということはありません。ただ、歯みがきは頑張る必要はあります。

②検査

虫歯、歯周病の検査

口の中の検査を行います。虫歯がないかや、詰めもの・被せものの状態を確認します。虫歯がある状態や被せものが取れた状態では矯正治療を始めることはできません。特にマウスピース型矯正治療法(インビザライン矯正システム・薬機法外)では最初の状態で型取りをして、マウスピースができあがるので、途中で治療をすると再度マウスピースを作成する必要があります。なので最初に虫歯の治療をしておくことは重要です。
虫歯の検査だけでなく、歯周病の検査も行います。歯を支える歯肉に炎症がないかや歯周ポケットを測定して診断します。歯周組織に炎症がある状態で歯を動かすことはいいことではありません。歯石があるときは矯正治療が始まる前に除去しておきます。

 

型取り

トレーに粘土のような素材を盛って、口の中の型を採ります。この型は口の中の状態を、把握するためのものです。マウスピース型矯正治療法(インビザライン矯正システム・薬機法外)を作成するためのものとは違います。
型を採ったものに石膏を流して模型を作成します。作成した模型は矯正を行う上での診断材料になります。歯がきれいに並んでいるか、咬み合わせの位置や高さは適切かなどの情報を得ることができます。

 

レントゲン

レントゲンには2種類あります。
顔を全体的に撮影するタイプものをパノラマレントゲンといいます。このタイプのレントゲンは歯科医院に行くと、最初に撮影することが多いので見たことのある方も多いと思います。このレントゲンは矯正にかかわらず、歯の状態、根の先の状態、顎の関節の状態などを診ることに用います。矯正を始めるときに虫歯があったり、根の先に膿があるときは治療をする必要があります。最初の診断を行う上でも重要な資料となります。顎の関節や歯の重なり具合も概ね、判断することもできるので矯正の難しさなども判断することできます。
パノラマレントゲンとは別に、セファロレントゲンがあります。一般歯科では撮影することは稀ですが、矯正治療では撮影されることが多いです。正式には側方頭部X線規格写真といいます。このタイプのレントゲンは、分析して使用されます。レントゲンのままでは分析することができないので、紙の上にトレースをしたり、PCで分析できるソフトを使用します。最近では分析ソフトの使用が増えています。横から撮影したレントゲンに計測点を設置することで、上の顎と下の顎の不調和、前歯の傾斜角度などわかります。これで矯正治療の難易度や歯を動かせる方向や限界を判断することができます。

 

写真

矯正治療を始める前に、写真を撮ることは診断のためや矯正前後の比較をするために必要です。写真を撮る枚数は結構、多いです。口の中と顔の写真を数枚ずつ撮影します。
口の中の写真は歯を中心に撮影します。正面から見た写真、左右の横からの写真、上下のかみ合わせの面がわかる写真(鏡を用いて撮影)などを撮影します。正面からの写真は前から見たとき、左右の犬歯から犬歯までを中心に見ることができます。左右の横からの写真は奥歯の咬み合わせの状態を診ることができます。鏡を用いて咬み合わせの面を全体的に撮影した写真は歯がきれいにアーチ状に並んでいるのかがわかります。矯正をするうえで歯を並べるスペースがあるのかを診断することができます。
顔の写真は正面から見たままの写真、歯を見せるように笑った写真、横から見た写真などを撮影します。レントゲンの情報と違い、顔写真は唇、鼻、頬などとの調和を診ることができます。歯を動かしても、全体の調和が悪いと矯正治療をしても満足度の高いものとは言えません。歯を動かす範囲を決めるときに周囲の軟組織を考慮することも矯正治療では重要なことです。


③診断・同意書

模型、レントゲン、写真の情報から矯正治療の方針を決めます。歯を抜く必要があるのか、顎の横幅を拡げるのか、歯を後方に動かして前歯を並べるスペースを作るのかなどを患者さんにお伝えします。
虫歯治療がある方は型取りの前に治療をするようにお伝えします。虫歯の程度によって、1回で終わる詰めものでいいのか、型取りした詰めものになるのかなどが違います。根の先のほうに膿がある場合は、根の治療が必要なこともあります。
親知らずの抜歯が必要なときもあります。親知らずの抜歯の中でも、親知らずが顎の中に埋まっているようなときは、紹介先で抜歯していただくこともあります。
また、診断の際に矯正治療のリスク説明も行ないます。矯正治療におけるリスクを説明させていただき、同意書にご署名をしていただきます。

④型取り

型取りの方法にも2種類あります。今までは、シリコンの印象剤で型を採る方法が一般的でしたが、最近では光学印象剤を用いる方法も使われるようになってきました。
光学印象は近年、歯科治療で発達してきたデジタル技術の一つです。棒状のスキャナーの先端から光が出て、高速カメラで像を描き出していきます。最近のスキャナーでは精度の高い像を高速に、モニター上に表示できます。マウスピース型矯正治療法(インビザライン矯正システム・薬機法外)の作成で使用できるものはいくつかありますが、KDCグループではiTeroというスキャナーを採用しています。iTeroではデータをもとに簡易シミュレーションの作成もできます。データはPVSと違い、アメリカまで発送することがなく、データをデジタルデータとして転送することができます。シミュレーション作成までの日数を削減することができます。
PVSはトレーにシリコン印象剤を盛り、口の中に挿入します。口の中で硬化するまで待ちます。このとき患者さんによっては苦しい思いをすることもあります。診断資料として型取りしたものより、正確さが求められます。このシリコンの型をスキャナーで読み込み、シミュレーションの素材になります。なので、マウスピースの適合にも関係するので、しっかりとしたものである必要があります。


⑤治療計画(クリンチェック)

マウスピース型矯正治療法(インビザライン矯正システム・薬機法外)では歯型のデータからアメリカのアラインテクノロジー社で、シミュレーションを作成します。このシミュレーションのことをクリンチェックと言います。最初の段階で、作成されてきたシミュレーションを担当医が数度のやり取りで修正していきます。この修正作業が矯正治療の結果に大きく影響してきます。なので、一つ一つの動きを確認しながら、細かな指示を加えていきます。
このクリンチェックを患者さんに見ていただき、矯正の完成を確認していただきます。歯並びの状態がイメージしたようになっているか、横から見たときに歯が十分に引っ込んでいるのかなど、ご自身が気になる点が改善の方向に向かっているのかがわかります。この時点でイメージ通りでなければ、再度クリンチェックを修正します。

⑥矯正治療開始

マウスピース型矯正治療法(インビザライン矯正システム・薬機法外)セット(No.1セット)

マウスピース型矯正治療法(インビザライン矯正システム・薬機法外)を始めるにあたり、マウスピースの取り扱い、日常生活の過ごし方を説明させていただきます。インビザライン矯正では食事のとき以外、ほぼ1日マウスピースを入れているので手入れの仕方なども注意が必要です。
歯磨きの仕方も、今まで以上にしっかりする必要があります。歯科衛生士が丁寧に指導するようにしています。矯正治療では歯と歯の間に汚れが溜まりやすいので、フロスを使用することをお勧めしています。
歯磨き以外にも、細かな注意点なども説明させていただきます。

 

アタッチメントセット(Atセット)

インビザライン矯正では、歯を動かしやすくするためにアタッチメントという白いポッチを、歯の表面につけます。このアタッチメントには2種類あります。通常アタッチメントと最適アタッチメントと呼ばれるものがあります。
通常アタッチメントは既成の形をしています。主に長方形の形をしています。しっかりと動かすこと、歯と適合することを目的とします。
最適アタッチメントは歯の動きに合わせて形が設計されています。複雑な動きに対応できるように、小さなポッチで特徴的な形をしています。
アタッチメントが付くと、マウスピースの着脱が難しくなります。アタッチメントの方向に合わせて、着脱方向が決まるので慣れるまでは時間がかかるかもしれません。アタッチメントは白い素材でできているので見たときに目立つものではありませんが、唇に触れると違和感を感じることがあります。

 

IPR

マウスピース型矯正治療法(インビザライン矯正システム・薬機法外)では歯を動かすスペースを作るために、歯と歯の間に隙間を作ることがあります。歯と歯の間にスペースを作るときに、歯を少し削る必要があります。このことをIPRと呼びます。
歯を削ると聞くと抵抗があるかもしれませんが、削る量はコピー用紙1~2枚程度とわずかな量になることが多いです。これは、歯のエナメル質(歯の表面の白い部分)の範囲のみなので、虫歯になったり、歯がしみるといこはほとんどありません。歯と歯の間に食べかすが詰まるので、歯磨きの後のフロス(糸ようじ)は必要になります。
一か所が少しでも、何か所か合わせると数mmのスペースを作ることができます。

⑦ラストチェック

マウスピース型矯正治療法(インビザライン矯正システム・薬機法外)の終了は既定のマウスピースを最後まで使い切ったら終わりではありません。必ずしも、クリンチェック通りに完成しているとは限らないからです。上下別にしたら歯はシミュレーション通り動いていたとしても、歯の真ん中の位置が上下で一致していなかったり、奥歯がしっかりと噛んでいなかったりということがあります。
この場合、追加のインビザライン治療を行うことがあります。再度、型取りをして、追加のマウスピースを作成します。最初のマウスピースが発送されてから5年間は追加のマウスピースの発注に費用は発生しないので、満足の行くところまで治療を続けることもできます。

⑧保定

矯正治療は歯を動かし終わって終わりではありません。保定装置を装着する必要があります。それは、歯を動かし終わった時点で歯の周りの骨はしっかりと固まっていないからです。何もしないでいると元の位置に歯は戻ってしまいます。
そこで、保定装置を装着することになります。保定装置にもいろいろな種類があります。固定式のもの、取り外し式のものがあります。
マウスピース型矯正治療法(インビザライン矯正システム・薬機法外)のあとはマウスピース型の装置を使うことが多いです。インビザラインとほぼ同じ形状のマウスピースで、素材が固いものを使用します。アラインテクノロジー社のビベラはよく使われます。
使用時間はマウスピース型矯正治療法(インビザライン矯正システム・薬機法外)と同様に初めのうちはほぼ1日です。状態が落ち着いてきたら、夜寝るときだけでもよくなります。

KDCグループ

K.D.C.グループは、池袋と所沢で矯正治療を中心に、歯の治療を行っている歯科医院のグループです。
所沢にある、まつおか矯正歯科クリニックは2006年からマウスピース型矯正治療法(インビザライン矯正システム・薬機法外)という治療を導入したクリニックです。成長期の床矯正とマウスピース型矯正治療法(インビザライン矯正システム・薬機法外)を中心とした矯正治療を行っています。所沢駅から徒歩で5分の立地にあるので、西武池袋線・新宿線の沿線(狭山、入間、飯能、東村山、清瀬、川越など)からお越しいただいております。
神谷デンタルクリニック 池袋医院は2015年7月にオープンしました。見えない矯正(マウスピース型矯正治療法(インビザライン矯正システム・薬機法外))を用いた矯正治療を中心とした治療を行っています。神谷デンタルクリニック 池袋医院では矯正治療だけでなく、一般歯科・審美歯科の治療も行っています。