いびきは単なる睡眠時の癖と思われがちですが、原因によっては睡眠時無呼吸症候群などの病気が隠れている場合があります。そのため、自己判断で放置せずに適切な治療を受けることが重要です。
一方で、いびき治療は治療法の種類が多く、料金や保険適用の有無が分かりづらい点に不安を感じる方も少なくありません。CPAP療法やマウスピース・レーザー治療・手術などは、それぞれ費用や効果、適している症状が異なります。
本記事では、いびき治療の料金相場を中心に、治療方法ごとの特徴やおすすめの選び方、費用を抑えるポイントまで詳しく解説します。自分に合った治療法を見つけるための判断材料として役立つ内容です。
いびき治療の種類と特徴【おすすめの治療方法は?】
いびきは睡眠時無呼吸症候群(SAS)の代表的な症状として現れやすく、重症度に応じた治療選択が欠かせません。症状に合わない対策では十分な改善が期待できないため、原因を見極めたうえで適切な方法を選ぶことが重要です。
本章では重度向けのCPAP療法をはじめ、各治療法の特徴を解説し、症状別におすすめの治療方法を紹介します。
重度向け!CPAP療法

CPAP(経鼻的持続陽圧呼吸療法)は、就寝時に鼻へ装着したマスクから一定の空気圧を送り込み、睡眠中に狭くなった気道を常に開いた状態に保つ治療法です。主に重度の睡眠時無呼吸症候群(SAS)に適応され、いびきや無呼吸を高い確率で改善できる点が特徴です。
使用を開始すると、短期間でも熟睡感の向上や日中の強い眠気の軽減を実感しやすく、長期的には高血圧や心筋梗塞、脳卒中などの心血管疾患リスクを下げる効果も期待できます。
一方で、毎晩の継続使用が前提となるため慣れが必要です。鼻詰まりがある場合は、事前に耳鼻咽喉科での治療を受けると快適に続けやすくなります。
手軽にできる!マウスピース

マウスピース(口腔内装置)は、就寝時に下顎を前方へ固定することで舌が喉に落ち込むのを防ぎ、気道を確保する治療法です。主に軽度から中等度のいびきや睡眠無呼吸症候群に効果が期待でき、医師の診断を受ければ保険適用となる点もメリットといえます。
装置は小型で持ち運びやすく電源を必要としないため、出張や旅行時にも使いやすい治療法です。一方で、重度のSASには効果が限定的で、顎関節症がある場合や歯の欠損が多い場合には使用できないことがあります。
CPAPが使いづらい場面での代替手段として活用するのがおすすめです。
即効性を求めるなら!レーザー治療

レーザー治療はナイトレーズやパルスサーミアなどの医療用レーザーを軟口蓋に照射し、たるんだ組織を引き締めて気道を広げる治療法です。切開を伴わないため出血や痛みが少なく、日帰りで受けられる点が特徴です。
1回あたり15~30分程度と短時間で、施術直後からいびきの軽減を実感する人もいます。複数回の照射で効果の持続が期待できますが、睡眠時無呼吸症候群そのものの改善効果は限定的で、効果は半年から1年間ほどとされています。CPAPに抵抗がある人や、まずはいびきを抑えたい人に向いています。
鼻詰まり型に!鼻腔手術

鼻腔手術は、鼻中隔矯正術や下鼻甲介手術によって、鼻づまりの原因となる骨や粘膜の湾曲・肥厚を物理的に改善する治療法です。鼻呼吸がスムーズになることで、睡眠中の口呼吸が減少し、いびきの軽減が期待できます。
特にアレルギー後鼻漏、日中の息苦しさの緩和につながる点も特徴です。一方で、喉の狭さが主因となっているいびきや睡眠時無呼吸には効果が限定的で、体質や術後の経過によって再発の可能性もあります。
そのため、事前の精密検査と原因特定が重要です。
| 治療法 | 対象症例 | 特徴 |
|---|---|---|
| CPAP療法 | 重度の睡眠時無呼吸症候群(SAS) | 空気圧で気道を常時確保し、いびきと無呼吸を高い確率で改善できる最も効果的な治療法 |
| マウスピース | 軽度〜中等度のいびき・SAS | 下顎を前方固定して気道閉塞を防ぎ、保険適用で手軽に始められる治療法 |
| レーザー治療 | いびきが主症状の人、軽度SAS | 軟口蓋を引き締めて即効性のあるいびき軽減が期待でき、日帰りで受けられる |
| 鼻腔手術 | 鼻づまりが原因のいびき | 鼻の構造を整えて鼻呼吸を改善し、口呼吸由来のいびきを軽減 |
いびきでお悩みの方必見!おすすめのいびき治療クリニック
いびきでお悩みの方におすすめのいびき治療クリニックをご紹介します。
いびきのクリニック

| 院数 | 全国に5院 |
| 費用目安 | 初回トライアル レーザー治療パルスプレミア1回:19,800円 通常価格 レーザー治療パルスプレミア1回:110,000円 レーザー治療パルスプレミア6回コース:528,000円 レーザー治療パルスプレミア8回コース:924,000円 |
| 施術時間 | 15分~20分 |
| ダウンタイム | ほぼなし |
| 特徴 | ・切らない ・痛みが少ない ・肥満に対する治療も可能 |
いびきのクリニックは1回15分で終わるレーザー治療を行っています。痛みや腫れも少なくダウンタイムがほぼないことや、日帰りでレーザー治療が行えるので、忙しい人でも手軽に受けられる点が魅力です。
保険適用外の施術になるため、料金は自費となりますが、他の治療方法に比べてもメリットが大きいため注目を集めています。料金はカウンセリング料や初診料・再診料は無料で、条件を満たせばレーザー治療のパルスプレミアが1回のみ、初回トライアル料金の19,800円で受けられます。
東京イビキクリニック

| 院数 | 1院 |
| 費用目安 | カウンセリングと診察は無料 24,000円(詳しい費用はカウンセリング時に提示) |
| 施術時間 | 15分~20分 |
| ダウンタイム | ほぼなし |
| 特徴 | ・切らない ・痛みは軽微 ・肥満と糖尿病についても治療可能 |
東京いびきクリニックは、東京都新宿区にあるクリニックで診療時間が21時までと長いので、仕事終わりに通院することもできます。ヒールトレーザー治療を行っていて、1回目から40~60%の人が効果を実感できているという声があります。
切らない治療方法のためダウンタイムもほぼなく、痛みは軽微で済みます。カウンセリングと診察は無料でできるので、まずは相談をしてみるのもおすすめです。
またいびきの原因となりやすい、肥満や糖尿病についても治療を行えるので、併せて通院できる点も大きなメリットです。
いびき治療の料金目安は?
いびき治療の料金は、睡眠時無呼吸症候群(SAS)と診断され保険適用となる場合と、自費診療のみで行う場合で大きく異なります。保険診療では3割負担で初診・検査が4,000円前後、治療継続は月数千円が目安です。
本章では保険適用となるCPAP療法・マウスピース・鼻腔手術と、自費診療のレーザー治療や保険適用外マウスピースの料金相場を分かりやすく解説します。
保険適用のいびき治療の料金
保険適用のいびき治療の料金について詳しくみていきましょう。
重度のSASに必須!CPAP療法の料金
CPAP療法は、重度の睡眠時無呼吸症候群(AHIが20以上)と診断された場合に保険適用となる治療法です。保険適用時は3割負担となり、装置レンタル料と月1回の診察料を含めて、月額およそ5,000円程度が目安です。
内訳は診察・管理料が約1,500円、CPAP装置のレンタル料が約3,500円となります。初回は簡易検査や精密検査の費用が別途必要ですが、継続治療により高額療養費制度の対象となる場合があります。
装置は購入不要で、故障時の交換やメンテナンス費用も含まれているため、長期的に見ても費用負担を抑えやすい点が特徴です。
保険適用のマウスピースの料金
いびきや軽度から中等度の睡眠時無呼吸症候群と診断され、歯科への紹介状があれば、マウスピース治療が保険適用となります。3割負担の場合、検査費用と装置制作費を含め15,000円~20,000円程度が目安で、クリニックによっては20,000円前後になることもあります。
保険適用のマウスピースは、下顎を前方に固定するシンプルな構造で、CPAPが使えない方の代替治療として選ばれるケースもあります。
一方、自費診療では素材や調整幅が広がる分、50,000~200,000円程度と高額になります。なお、すべての歯科医院で対応しているわけではないため、事前確認が重要です。
鼻腔手術の保険適用の料金
鼻腔手術は、鼻中隔の湾曲や下鼻甲介の肥大など、鼻づまりが原因のいびきに対して行われる治療で、睡眠時無呼吸症候群と診断された場合は保険適用となります。代表的な鼻中隔矯正術の費用は、3割負担でおおよそ80,000円~120,000円程度となります。
いずれも入院期間は約1週間が一般的で、高額療養費制度を利用すれば自己負担をさらに抑えることが可能です。ただし、体質や生活習慣によっては再発のリスクがある点も理解しておく必要があります。
自費診療のいびき治療の料金
続けて、自費診療のいびき治療の料金についてご紹介します。
レーザー治療の料金
いびきのレーザー治療は自由診療となり、健康保険は適用されません。ナイトレーズやパルスサーミアなどの治療は日帰りで受けられ、1回あたりの費用相場は30,000〜100,000円程度です。
初回は効果を試しやすいよう、2~3万円のトライアル価格を設定しているクリニックも多く見られます。効果を安定させるためには複数回の照射が推奨されます。一般的に3〜6回のコース契約となり、総額は100,000〜300,000円前後が目安です(例:3回297,000円)。
軟口蓋を引き締めることで即効性が期待できる一方、効果の持続期間は6~12カ月程度とされ、定期的な再治療が必要になる場合があります。
保険適用外のマウスピースの料金
保険適用外となる自費診療のマウスピースは、精密な型取りや微調整が可能な高機能タイプが中心で、料金相場は50,000〜200,000円程度です。素材や調整回数、耐久性によって価格差が生じます。
歯科医院によっては、マウスピースと併用する切らないレーザー治療の簡易コースや注射療法を提供しており、30,000円から高額なものでは100,000円前後となる場合があります。
マウスピース分離型は、上下別々のマウスピースを作成して下顎を適切な位置に誘導して、睡眠中の気道を確保するいびき治療法です。費用は安くても50,000円以上と、上下一体型のマウスピースよりも高額となります。
軽度いびきで保険適用外となった場合の選択肢として検討されますが、費用対効果の見極めが重要です。
| 保険の有無 | 治療法 | 料金 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 保険適用 | CPAP療法 | 月額約5,000円(3割負担) | 重度SASに最も効果が高い |
| マウスピース | 5,000~20,000円(製作時) | 軽中度向けで手軽 | |
| 鼻腔・咽頭手術 | 80,000~200,000円前後 | 鼻詰まり・構造改善 | |
| 自由診療 | レーザー治療 | 100,000~300,000円前後 | 切らずに即効性重視 |
| マウスピース(分離型) | 50,000~100,000円(一体型)50,000円~200,000円【一体型) | 高機能で選択肢が多い |
いびき治療の料金を安くする方法は?
いびき治療の費用を抑えるには、保険適用の可否を正しく把握することが重要です。睡眠時無呼吸症候群(SAS)の診断があれば、CPAP療法やマウスピース治療が3割負担で受けられます。
本章では、診断取得のポイントやクリニック比較、割引活用など、現実的に料金を安くする方法を解説します。
睡眠時無呼吸症候群の診断があると保険適用
睡眠時無呼吸症候群(SAS)の診断を受けることで、いびき治療は保険適用となり、費用を大幅に抑えられます。AHIが5以上と診断されれば、CPAP療法や保険適用マウスピースが3割負担で利用でき、CPAPの場合は月額約5,000円程度まで軽減されます。
診断には自宅で行える簡易検査(3,000~5,000円)や、入院または医療機関で実施する精密検査(PSG:20,000~50,000円)があり、呼吸器内科や耳鼻咽喉科で受診可能です。SASの診断がない場合、治療は全額自費となるため、費用負担を抑えるためには早めの検査・診断が重要です。
複数クリニックの検査費用を比較する
いびき治療費を抑えるためには、睡眠検査の料金を比較することが大切です。簡易検査は自宅で機器をレンタルして受けるタイプで、3,000円程度から利用可能ですが、精密な睡眠時無呼吸症候群(SAS)の精密検査(PSG)は20,000円~50,000円程度かかることがあります。
検査の価格差はクリニックや病院によって2倍以上となるケースもあり、事前に料金を比較することで自己負担を大きく減らせます。比較は複数の呼吸器内科・耳鼻咽喉科・睡眠外来に問い合わせて電話見積もりを取る方法が有効です。
また、SASの検査が得意な専門施設や提携クリニックでは、複数の治療法を提案してくれる場合があり、検査内容と料金をセットで比較することをおすすめします。
キャンペーンや初回限定割引を活用する
いびき治療の費用を抑えたい場合は、キャンペーンや初回限定割引の活用が有効です。特に自費診療となるレーザー治療では、初回限定で10,000~20,000円程度割引されるケースや、効果を試せるトライアル価格を設けているクリニックが多く見られます。
また、3回・6回といった複数回コースを申し込むことで総額から10%前後割引されるプランもあります。キャンペーンや割引サービスは保険適用外の治療に限られますが、複数回の施術が前提となるレーザー治療では、最終的な支払額を抑えるうえで大きな差が出ます。
キャンペーン内容は時期によって変わるため、2025年の相場を踏まえつつ、公式サイトやモニター募集情報を事前に確認してから受診すると、無理なく費用を抑えられます。
いびき治療のクリニックを選ぶポイント
いびき治療で後悔しないためには、クリニック選びが非常に重要です。治療法の選択肢が少なかったり、検査体制や料金説明が不十分だったりすると、効果や費用面で不満が残りやすくなります。
本章では、信頼できるいびき・SAS治療クリニックを見極めるための具体的なポイントを解説します。
治療法を複数提案してくれるか
いびきや睡眠時無呼吸症候群の原因は人によって異なるため、治療法を一つに限定せず、複数の選択肢を提示してくれるクリニックを選ぶことが重要です。
AHI値や気道の狭窄部位、鼻詰まりの有無などを踏まえ、CPAP療法・マウスピース・レーザー治療・手術といった方法を比較しながら説明してくれる医院であれば、納得感のある治療につながります。
特定の治療のみを強く勧める場合は、症状に合わない可能性も否定できません。また、オンライン診療や定期的な経過フォローに対応しているかも確認すると、治療を継続しやすくなります。
睡眠検査(PSG)ができるか
いびき治療の精度を高めるには、睡眠検査(PSG)が実施できるクリニックを選ぶことが重要です。PSG検査では、呼吸状態だけでなく脳波・心拍・血中酸素濃度・体位などを総合的に測定でき、睡眠時無呼吸症候群(SAS)の重症度や原因を正確に把握できます。
簡易検査のみでは見逃されやすい中等度以上の無呼吸や合併症の評価が可能となり、CPAP/マウスピース・手術の適切な選択につながります。在宅PSGや入院検査に対応しているかも確認すると安心です。
料金体系が明確か
いびき治療では、料金体系が分かりやすく明示されているクリニックを選ぶことが大切です。初診料・検査費用・治療費・月額管理料などが事前に説明されない場合、想定以上の負担が生じる可能性がある点には注意が必要です。
特に自費診療では、回数制プランや追加費用の有無を確認しておく必要があります。公式サイトや無料相談で総額目安を提示してくれるクリニックは信頼性が高く、保険適用範囲や高額療養制度の案内があるかも判断材料となります。
いびき治療に関するよくある質問
いびき治療を検討する際は、料金や効果、クリニック選びなど、さまざまな疑問が生じやすいものです。治療法によって適応や費用、通院頻度も異なるため、事前に正しい情報を把握することが重要です。
ここでは、いびき治療に関して特に多く寄せられる質問について、分かりやすく解説していきます。
安いクリニックと高いクリニックの違いは何ですか?
料金差は検査精度・治療選択肢・専門性に起因します。安価なクリニックは簡易検査中心で、在宅対応や最低限の診療が多い傾向です。また、治療後のアフターケアが費用に含まれていない可能性もあります。
一方、高額なクリニックはPSG検査や専門医の診断、複数治療の提案、継続フォローが充実しています。価格だけでなく、原因特定の精度や治療の幅も比較することが重要です。
いびき治療の料金は分割払いできますか?
保険適用となる治療の場合、料金の分割払いは不可能ですが、自由診療に該当するレーザー治療や自費でのマウスピース制作では、医療ローンやクレジットカード分割に対応しているクリニックが多くあります。
原則一括払いである保険診療であっても、高額療養費制度を利用すれば実質負担を抑えられます。分割払いを検討している場合は、事前に支払い方法と手数料の有無を確認することが重要です。
安くても効果の高いおすすめの治療法はありますか?
軽度から中等度のいびきであれば、保険適用となるマウスピースやCPAP療法は費用対効果が非常に高い治療法です。CPAPは月5,000円前後で重度SASまで改善可能となっており、長期的な健康リスクの低減につながります。
保険適用のマウスピースによる治療が可能ならば、1万円前後で始められるため、いびきの改善を検討している人に人気があります。
無料相談で料金や治療内容はどこまで分かりますか?
無料検査では症状のカウンセリング・想定される治療法の種類や治療を受けた際のおおよその治療費、治療が終了するまでの期間までが分かるケースが多いです。
ただしあくまでも簡易的な診察であり、正確な診断や最終的な治療費は実際に検査を受ける必要があります。複数の治療方法が選択できるかや、追加費用の有無まで説明してくれるかが信頼性の判断材料となります。
効果を得るには料金が高いクリニックがおすすめですか?
いびき治療にあたっては、必ずしも高額なクリニックが最適とは限りません。いびき治療で希望通りの効果を実感するには料金よりも、症状に合った治療法を適切に提案してもらい、選べるような体制が整えられているかがもっとも重要です。
たとえ保険適用の診療であっても、専門性の高い治療は十分可能です。検査精度・説明の丁寧さ・治療実績などを総合的に比較して判断しましょう。
まとめ
いびき治療の料金は、睡眠時無呼吸症候群(SAS)の診断を受けて保険適用になるかどうかで大きく変わります。保険適用であればCPAPやマウスピースなどを比較的低負担で継続できます。
一方、クリニック選びでは料金の安さだけで判断せず、専門医の在籍や検査体制・CPAP/マウスピース・手術など複数の治療法を提案できるかも重要です。費用と治療効果のバランスを意識し、自分に合ったクリニックを選びましょう。