子供の矯正⑫

不正咬合 反対咬合

通常のかみ合わせと違って、下の前歯が上の前歯より前にある状態のことをいいます。受け口と表現されることもあります。上の唇が凹んで、下の顎が強調されたように感じられます。

原因は様々です。上の歯並びの大きさが十分に拡がらずに、歯が内側に並んだときに起きることがあります。顎の大きさは十分でも、上と下で歯の並びの大きさに不調和が生じるからです。結果として、反対咬合になります。骨の問題で起きるときは遺伝や先天的な理由が原因になることが多いです。遺伝的に下の顎が大きくなったり、先天的な影響で上の顎が小さい場合に反対咬合がおきます。

治療法は年齢、原因などによって違います。上の歯並びを拡げるような装置を付ける場合だけでなく、抜歯や外科的治療を選択することもあります。