欧米人とアジア人の骨格の違いと、歯肉退縮リスクについて

欧米人とアジア人の頭や顔の骨格には大きな違いがあります。
欧米人は「コーカソイド」
アジア人は「モンゴロイド」
と分類されます。
大きな特徴として、コーカソイド(欧米人)の方が、モンゴロイド(アジア人)に比べて、頭が前後に長く、前から見た横幅が小さい傾向があります。

英語で横顔をプロフィール profile と言います。
その人の経歴とか人物紹介の意味があります。
横顔にこそ 人柄 が現れるという欧米の文化を著しています。
正面からの顔より、横顔に重きを置くのは、先ほどの骨格の特徴が関係していると考えられています。

対して、アジア人の顔は平べったいので、正面もしくは少し斜めに描かれる肖像画が多いように感じます。

このように骨格の差が文化に影響を及ぼしていますが、この骨格の差は
インビザライン矯正治療システム(マウスピース型矯正治療法の代表格)を扱う上でも大きな影響があります。
インビザライン矯正治療システムの根幹を担う クリンチェック(歯を動かすシミュレーション動画。メキシコで作成される)は、全世界700万人以上のインビザライン患者さん達の治療結果のデータを元に最適化されて作成されていますが、これは主にコーカソイド(欧米人)の骨格を前提としています。

そのため、アジア人のインビザライン矯正治療を行う場合、作成されたクリンチェックをアジア人向けに作り直す必要があります。
先ほどの骨格の違いに加え、歯根が存在している歯槽骨の幅が極端に狭いことなども、アジア人の特徴です。
欧米人向けのクリンチェックでそのままインビザライン矯正治療を行うと、この歯槽骨の幅の狭さが考慮されず、歯が骨から飛び出しかけて、顕著な歯肉退縮の原因となる事があり得ます。
クリンチェックは、しっかりとアジア人向けに修正し、時間をかけて完成させる必要があります。

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